【厚生労働省推薦】中災防疲労蓄積度自己診断のやり方を説明【やってみた】
ブラック企業や長時間労働が社会問題になる中、辛い激務で苦しい毎日を過ごしている人は少なくないと思います。
中には、そういった状況が続いたことで、感覚がマヒしてしまって、体が知らず知らずの内に取り返しのつかない状態になっているという人もいます。
大きな問題になっている過労死は、心臓にかかる負担によって突然死のような形で発生することもあって、日頃から体調管理をしていないと対処することができません。
しかし、自分の体にどれくらいの負担がかかっているのかを自分で知ることは中々できませんし、病院に行くにしても頻繁に行くというのは現実的ではありません。
そこで、今回は、厚生労働省が提供している「労働者の疲労蓄積度チェックリスト」の利用方法をお伝えします。
家にいながら自分の疲労度をチェック
厚生労働省が提供している「労働者の疲労蓄積度チェックリスト」は、過重労働による健康被害の防止を目的に作られたもので、労働者本人による自己診断用のチェックリストと家族によって労働者の状態をチェックするチェックリストの二種類が用意されています。
使い方はとても簡単で、いくつかの質問項目に回答していくだけです。
これによって、自分の体にどれくらいの負担がかかっているのかを調べるとともに、その状態に応じて通院や休息を促すものになっています。
ここからは、実際のチェックの仕方を見ていきます。
自分の疲労度を調べる
まずは、厚生労働省の「労働者の疲労蓄積度チェックリスト」というページを開きます。
このページからチェックを行いますが、チェックリストだけを見ることもできます。
印刷して利用することもできますが、その場合、結果の判定を自分で行う必要が生じますので、ここでは、インターネット上で診断する方法を見ます。
画像で、紫色になっている「総合判定プログラム」というところをクリックします。
「労働者用」と「家族用」が表示されます。
自分で行うときは「労働者用」をクリック、家族に対して行う場合は「家族用」をクリックします。
まずは「労働者用」を見ていきます。
「チェックする」をクリックします。
二つの設問がありますので、一つ一つ当てはまる項目をクリックします。
全部の質問に回答したら、総合判定をクリックします。
そうすると、チェック結果と疲労蓄積予防のための対策が表示されます。
これによって、自分の体の状態や仕事によって発生している負担の大きさを判断して、必要とされる対応を行いましょう。
家族の疲労度を調べる
次に、「家族用」のチェックを見ていきます。
やり方自体は、「労働者用」と大きく変わりません。
「チェックする」をクリックします。
それぞれの質問に回答して、総合判定をクリックします。
そうすると、チェック結果と疲労蓄積予防のための対策が表示されますので、これに合わせて家族の人に必要な対処を促しましょう。
ただし、この判定はあくまで本人による判定結果でないため、本人が自覚している状態と異なる結果であることもあるので、通院や休息を促すにしても、本人としっかり相談して対処するのが好ましいです。
まとめ
ブラック企業や長時間労働が毎日のようにいたるところで取りざたされる一方で、今なお激務に追われながら、毎日のように辛い仕事をしている人は少なくないと思います。
それが習慣になれば、辛いと感じることは少なくなるかもしれませんが、体にはじわじわとダメージが入っていて、気がついたときには取り返しのつかない状態なるということも珍しくありません。
なので、今回紹介したようなセルフチェックをこまめにして、自分の状態を知っておくことはとても大切なことです。
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